※はかた国際工芸協会会員の梶原正二、緒方恵子の作品が展示されます。
第73回新作博多人形展が、2023年4月21日から7日間、伝統工芸青山スクエアの匠コーナーで開催されます。
昨年の第72回 新作博多人形展では、当会員の緒方恵子(作品「気多之前(けたのさき)」)が「中小企業庁長官賞」を、西山陽一(作品「蝶ノ舞~春うらら~」)が「福岡市長賞」受賞いたしました。。
>> 第72回新作博多人形展 当会員の緒方恵子、西山陽一が入賞しました
今年の新作博多人形展もとても楽しみです。
みなさまのお越しをお待ちしております。
第73回新作博多人形展
1.日にち: 2023年4月21日(金)〜 4月27日(木)
2.時間: 11:00 – 19:00 *初日は12:00から、最終日は18:00まで
3.主催: 福岡市、福岡市伝統的工芸品振興委員会
4.場所: 伝統工芸青山スクエア 特別展 匠コーナー
住所: 東京都港区赤坂8-1-22 1F
TEL: 03-5785-1301
*詳細は伝統工芸青山スクエアにご確認ください。
2023年4月21日:追記です。第73回新作博多人形展で、梶原正二の作品「花筏 はないかだ」が、博多人形商工業協同組合理事長賞を受賞しました。
緒方恵子の新作博多人形展の作品「奏」です。
奏(そう)
縄文時代の遺跡から発見された 赤い漆塗の櫛
その高度な技術、なんとも言えない愛らしさを感じさせるデザイン
一目で魅了されました
こんな物を作るような生活をしていたのなら、きっと音楽もあったに違いない と考えたのが制作のきっかけです
音楽は形が無いので現代には残っていません
けれども人の根源的な感覚というものは、時を経てもそうそう変わるものではないと思います
奏でられていた音楽は、今の私達の耳にも心地良く感じるものだったかもしれません
緒方恵子の新作博多人形展の作品「国生み」です。
国生み
天地の初め、日本の国土はまだ稚く、水に浮いた
油のように ふわふわと海面を漂っており
高天原の神々は伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊奘冉尊(イザナミノミコト)に
国土をしっかりと作り固めよと命じた
二神は天浮橋(あめのうきはし)に立ち 天瓊矛(あめのぬぼこ)を海へ差し下ろし、
こおろこおろとかき回す
そして矛を引き上げると、矛の先より滴り落ちた
塩が積もり自凝島(おのころじま)という島ができた
二神は島へ降り立ち、日本の島々と神々を生んでいく
先々月、なぜか「今これを作らなければ」と思い立った
完成した今、ご先祖様の誰かのリクエストに応えたような感じがしている